2009年11月に独立開業した時の苦闘の日々を書き綴ってみました。これから税理士として独立開業する方もさることながら、士業に限らずこれからビジネスを始めようと考えている方にも、参考にしてもらえれば幸いです。
最初の候補は、渋谷・恵比寿・目黒を考えていました。まずは事務所を開きたいところを歩く・歩く・歩く・・・・。地域が決まったら、インターネットで賃貸物件を探して周辺の坪単価を確認します。
ここがポイント 坪単価を確認! ここは目黒ですが、坪13,000円でした。
知っておきたい専門用語 坪単価
ある程度目星が見つかったら、不動産屋に連絡して物件の内覧をします。事務所の廻りや環境など確認。私は部屋の明るさと窓の眺めを重視しました。
ここがポイント 地元の不動産屋しかない物件も多い、実際の鍵を持っているところが専任不動産です。
知っておきたい専門用語 専任媒介契約
事務所の間取りを見て、どこに机や棚、会議テービルなどを配置するかイメージしてください。
ここがポイント レイアウトがイメージできない場合には、次の物件を探しましょう。
気に入った物件が見つかったら、いざ契約です。賃料はさることながら、敷金(保証金)・敷引き(償却)・更新期間などもきちんと説明を受けて理解したうえで契約しましょう。
ここがポイント 礼金・敷金はこの時代なので交渉してください。少し出来ました。
これはかなり最初悩みました。通常は、リース会社に連絡して、月2万~3万円位の複合機になると思いますが、中古複合機を探して15万位の中古を購入する予定でした。OA流通センター(渋谷)にも良く見に行きました。
ここがポイント 中古複合機やOA中古は一度見に行くべし。
そこで私が経験した複合機の使い方を整理してみると、A3は使わない、FAXは送らないことが分かりました。自分の使い方にあった機能を絞り込むことによって、家電量販店などでスモールオフィス用A4カラーレーザー複合機で10万円以下の複合機がありました。モノクロ・カラー・スキャン・コピー・FAX付きです。
ここがポイント 毎月何を何枚位使用するか把握しましょう。
これらは、アスクルとカウネットで全て揃えました。机は白と黒のモノトーンに合わせ、引き出しは無しのため、9千円位で2つ揃えました。
ここがポイント 机の引き出しは要りません。引き出しがあると、ついつい入れてしまいますよね。
床はフローリングでしたので、床マットを引きました。但し、フローリングでしたので、マットは載せてあるだけで、貼ってはいないです。
ここがポイント 同色の中に、ワンポイント入れるときれいです。
私の開業を応援していただいたお客様に、開業応援価格で提供してもらいました。ありがとうございました。
これは、今後事務所を引越すことを考えて、同じサイズの3枚扉を購入しました。
ここがポイント 引き戸や2枚扉より、今後を考えて3枚扉の方が場所も取らずに開けられるのでお薦めです。
こちらも、今後職員が多くなることを考えて、3名位まではビジネスフォンではなく、ビックカメラで一般家庭用と同じ子機が付いているタイプを購入しました。
インターネット回線を光回線にするので、電話も光電話にしました。特に問題はなく、留守番電話パックにしました。最初は一人でしたので、常に携帯に転送していて、事務所に居るときは、5回以内にとると通常に使える設定にしています。
ここがポイント 常に携帯へ転送
当事務所では、3コール以内に電話に対応するよう心がけています。但し、打ち合わせ中や外出中のため、携帯電話に転送されたり、やむを得ず電話に出れないことがございます。大変ご迷惑をおかけしますが、その際には折り返しご連絡させていただきます。
融資方法はいろいろあります。創業時の融資でしたら、制度融資(市区町村)→日本政策金融公庫(旧 国民生活金融公庫)→銀行 の順番で窓口に相談することをお勧めします。但し、審査日数や貸出金額、金利が違いますので、ご注意してください。
ここがポイント 東京の方でしたら、ご連絡ください。もっと詳しくお話致します。
以前から使っていますので、パソコンは是非2画面(デュアルディスプレイ)をお薦めします。また、当事務所ではペーパーレス化を目指していますので、富士ゼロックスのドキュワークスにて、データ保存をしています。
ここがポイント これからはペーパーレス化を常に考え、スペースの有効化をしましょう。ご興味がある方は実演しますのでご連絡ください。
知っておきたい専門用語
これらは、アスクルとカウネットでの購入です。
ここがポイント 現在は全ての事務用品は、1個にしています。これからも人数が増えても1個にします。今まで、それぞれ同じものを持っていましたが、共通できるものは全て共通にして、物を少なくしようと考える方がいいです。
事務所開業や会社設立、名刺などの作成は、ネットでプリントパックがお薦めです。印刷物は殆どここでOKです。
ここがポイント 印刷物等の打ち合わせや金額交渉などを省いて、ネットで注文した方が時間も早いです。
まずは事務所の案内文や紹介文をワードで作成しました。イラストや写真を使って自分の言葉で伝えるように心がけました。ただ、ホームページの作成については、商社時代に携わったものの自分で一から作り上げるのは骨が折れそうだったので、ホームページの運営責任者を職員の藤井に一任しました。
そこで見つけてきたのが、Quick Homepage Makerというホームページ作成ソフトです。
☑ホームページ制作会社に依頼すれば予算が必要になる。
☑テンプレートに則ってデザインしていくと、同業他社のホームページと似たものになる。
☑市販のホームページ作成ソフトを使いこなすほど、知識がない。
これらを考えると、予算をかけずに、デザインのカスタマイズが可能で、専門知識をさほど必要としないQuick Homepage Makerは非常に魅力的でした。まだまだ、素人が作るホームページの域は出ませんが、これからの事務所の成長度合いをわかっていただけるのではないでしょうか。
参考になりましたでしょうか。もっと詳しくお聞きになりたい方は、ご連絡ください。